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2020年 05月 04日
私は子どもの頃、学校が嫌いだった-----と言いたい所だが、実は好きだった。 その理由は単純で、友だちと遊べたからだ。朝から晩まで、実によく遊んだ。 勉強は嫌いだったが、図工の時間は大好きで、夢中で絵を描いたり、工作をした。 それをA先生(みんなは「青ブタ」先生と呼んでいた)はいつも「心がこもっている」と言って褒めてくれた。中学のM先生も同様だったので、私はいつしかアートの方へ進みたいと思うようになった。 中学は国立の教員養成大学の附属で、個性的な先生が多くて面白かったが、中でも中3の時に受けた(その時、来ていた教育実習生の)「走れメロス」の捨て身の反撃の授業は忘れられない。 それから20年程経って、ひょんな事から大学で教える羽目になった時も、私のベースにあったのは、この「走れメロス」で教わった「本音で語る」授業だ。 前置きはこのくらいにして、「いまを生きる」に行こう。 実はこの映画は前からボンヤリ知っていたが、どこかで(臭いな)と思う気持ちがあり、(また、ひょんが続いて19年も教える羽目になったので)影響を受けたくなかったので、ずっと観なかった。 だが、このコロナ騒ぎで家で観たら、良かった。特にラストは良かった。 物語は、アメリカの堅苦しい全寮制の高校にOBの新任教師キーティングが来る所から始まる。彼はこれまでの保守的で一方的な授業ではなく、生徒一人一人の独自性を重んじた型破りな授業を始める。それにより生徒たちは目覚め、各々の夢を追いかけ始めるが、やがて悲劇が起こる・・・ このキーティング役のロビン・ウィリアムズが実にいい。 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(‘97)に勝るとも劣らない演技と言葉の力で、簡単に言えば、この映画はロビン・ウィリアムズを見て酔いしれる映画だ。 特に最後の、憂いと感謝を帯びた目で「……Thank you boys, Thank you……」と呟く姿は忘れられない。 この映画の原題は「Dead Poets Society」(死せる詩人の会)。 だが、日本では「いまを生きる」という邦題で公開された。 それは、劇中に出てくるラテン語の Carpe Diem(その日を摘め、いまを生きろ)から来ている。 今の状況を嘆くのではなく、今日できることをして、今を楽しみなさい そう、私は解釈している。 かずま
by odyssey-of-iska2
| 2020-05-04 16:47
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